十二指腸潰瘍はストレス性疾病のチャンピオン
ストレスに弱い方は一度はこの病気に
私は社会人になってすぐの研修期間中になりました。
よっぽど働くのが性に合わないのでしょうね。
とにかく空腹になると痛くて、かといって食欲はないし、2週間の研修でボロボロになって帰りました。(研修は静岡でありました)
幸い大阪勤務になったのですが、十二指腸潰瘍は一向に改善することはありませんでした。
そして、結局辛抱できずに病院へ行ってこの病名を告げられました。
自律神経失調症になるような方は、この病気を一度は経験しているのではないでしょうか。十二指腸潰瘍の原因は「ストレス」以外にありませんからね。
毎日注射
もう40年も前のことですから、毎日注射を打つ以外に治療法はありませんでしたので、仕方なく3か月で会社を辞め、とりあえず治療に専念することになったわけです。
どこにも所属していない、というのは結構不安なものですよ。
まあ、2か月ほどで完治しましたので、次の会社へとりあえず就職しました。
この会社で結局62歳まで勤めることになったのですが、当時はもっといい会社が見つかればすぐに辞めるつもりの、腰掛ぐらいにしか考えていませんでしたから、不思議なものです。
そして再発
元来、働くのが大嫌いですから、再就職して1~2年ぐらいですぐにまた再発しました。
仕事が内勤だったのと、病院が会社の近くで、そして何より上司が寛大だったため、毎日仕事を抜け出して、注射を打ちに行くことができました。
この病気は2か月のすれば完治します。
そしてすぐにまた再発します。
私も、2~3年ぐらい後にまた再発しました。これで3度目。
またもや寛大な上司のおかげで毎日注射を打ちに行って、2か月で完治しました。
結婚して真面目に働いたら再発しませんでした
さすがに結婚して、子供ができて、となると、仕事が嫌、なんて言ってられませんから、30歳ぐらいからしばらく真面目に働くと、不思議と十二指腸潰瘍と縁を切ることができたようです。
でも所詮仕事が嫌いであるという本質は変わりませんから、次に待っていたのが自律神経失調症でした。
これは2か月で治るというわけにはいきませんでした。
いまだに治っていませんからね。
病気の兆候があるうちに原因をうまく排除できたら、結構すんなり治るそうです。
私の場合は、原因が何であるかわからず、そうこうしているうちに、本格的に病気になり、もう最初の原因と関係なく、病気が独り歩きするようになりました。
こうなると、厄介です。簡単に言うと「治りません」。
どんな病気でもそうですが、最初が肝心なんです。
もう手遅れですけど…