会社員時代の心身症…2 ついに2年間の休職
ついにギブアップ
発病?してから5年ぐらいは「だましだまし」何とか通勤していましたが、だんだん急行に乗るのが不安になったり、会社へ行ってもほとんど仕事にならなくなったりで、このままではだめかな~て思うようになりました。
デパスにも限界があります。
それでも、まあま調子のいい日もあれば、かろうじて会社へ行くだけで、力が尽きる日もありで、そんな繰り返しがしばらく続きました。
やがて、欠勤も多くなり、朝から出社しても午後から早退したりで、1日しっかり働く方が少ないぐらいになりました。
そしてついに見かねた上司から「休職するか?」と言われました。はた目には相当ひどかったようですね。でも、正直「ホッと」しました。とても気持ちが楽になりました。
すぐに復帰できるように努力
だらだらしてたらそれに慣れて、「復帰できなくなる」と思い、朝は6時に起きて、近所の神社まで散歩を欠かしませんでした。
とにかく毎日、悪あがきを繰り返し、気は焦るばっかりで、思いとは逆にどんどん調子が悪くなり一方でした。
一応、6か月以内には復職しようと思っていましたから。
しかし、焦れば焦るほど逆効果。だんだん、どうしていいかわからなくなりました。
友人から電話
ある日、もう10年以上交流のなかった高校の同級生から、突然電話がありました。
「年賀状に休職した、て書いてあったけど、もしかしてうつ病か?」
どうやら彼はうつ病で半年会社を休んだらしい。
「絶対に無理はするな」て言われました。
焦ったってなるようにしかならないのだから、気の向くままにぼちぼちやったらええねん、という言葉には多少救われました。
そして、また彼との交流が再開されたこともうれしかったですね。
病気してたまにはいいこともあります。
無謀にも英会話
病気の先輩からは(前述の同級生)「そんなん、やめといた方がええ」て言われながらも、せっかくの長期休暇を無駄に過ごしたくないという気持ちで、1年間英会話教室に通うことにしました。
社会生活から隔離される不安もありました。
結論から言うと、これは失敗でしたね。病気の先輩のいうことは正しかったようです。
週1回だけのレッスンですがこれが大きなストレスになりました。
旅行が気分転換?あり得ない
心が健康な人には「気持ちがしんどい」おっさんのことは到底理解できないようです。
その頃の私には、気分転換なんて言葉は存在しません。
一番うれしいのは、何も考えずに、テレビ見て、昼寝して、たまにボケないように漢字パズルに熱中する、そんな毎日です。
将来の心配さえなければね~
そんなおっさんの気持ちは理解できませんよね。だから友人は「気分転換に旅行でも行こうよ」てしきりに誘ってくれます。
気持ちは嬉しい限りなんですが「旅行へ行けるぐらいなら会社へ行きます」。
電車にも乗れない、散髪にも行けない、そんなおっさんが旅行に行けるわけがありません。
しかし私はまだまだついていました。
大した努力もなく復帰できたのです。
それについては次回~
【ワシの闘病記 会社員時代編】