1年が早いわけや~ ジャネーの法則
哲学者はすごいことを考える
「ジャネーの法則」というのを聞いたことがありますか?
19世紀のフランスの哲学者、ピエール・ジャネーが説いた法則です。
ネットで見つけましたので、ご覧になった方も多いでしょうね。
「50歳の人の1年は50分の1だが、5歳の子供の1年は5分の1に相当する」
なるほどね。63のおっさんの1年は63分の1やから、そら1年経つのは早いはずや。
しかしすごい発想ですわ。やっぱり哲学者は、着眼点が我々凡人とは違いますね。
小学生の6年間は一生の半分ぐらいの感覚
私には、思い当たる節があります。
40年間働きましたけど、今思えば、小学校へ6年間通っていた期間の方が長かったような気がしています。
だから中学になった時に、「やっぱり自分も中学生になる時が来るんやな」と思った記憶があります。
ここからは1年の長さが加速度的に短く感じるようになりましたから。
大学4年間なんかあっという間でした。
もしこの法則が逆だったら
これが逆やったら、大変なことですよ。
年を取るにしたがって1年の感覚が長く感じるようになったら、当然、私は40年の働くことができなかったでしょうね。
結婚してから、南海で通勤していました。
たぶん40歳ぐらいの時からだったと思います。天下茶屋の駅で乗り換えるとき、「反対のホームの電車に乗って家に帰りたい~」て毎日思っていました。
「あと何年ここで乗り換えて、堺筋線で会社へ行かなあかんのやろ。」
辛かったですね。この後、数年ぐらいで自律神経失調症になったような気がします。
もし、この時の1年が子供の頃の40倍の長さに感じていたらと思うと、ぞっとします。
私のあみだした法則
「会社の1日は、1週間よりも長く、会社の1週間は1年より長い」
まだ午前中か~とため息をつき、昼飯を食べてからの長いこと、長いこと。
そして3時を過ぎてから5時までは、もう気が遠くなるほど長く感じましたね。
金曜日の朝、道で会うと、「金曜日ですね。もう今週も終わったようなもんですよ」て必ず言う同僚がいましたが、私は最後までこの考え方ができませんでした。
彼は実に楽しそうに働いていました。
私は、「この金曜日の1日が一番長いねん!」と毎回言い返していましたが、彼は笑って受け流していました。
病気になる人と健康な人の決定的な差ですね。
私の編み出した法則に同調できるような方、気を付けた方がいいですよ。